インプラント治療とは、失ってしまった自分の歯の代わりに、人工の歯根をあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して噛み合わせを回復する治療法です。 固定されるためガタついたりせず、白分の歯のように噛めるようになります。インプラント治療を行うことで、治療後の噛む機能が飛躍的に改善されます。慣れるまでは多少違和感を感じることもありますが、その期間を過ぎれば、自然の歯に匹敵する機能が得られます。また歯の色や形も、最新の歯科技術によって、自分の歯と同じように作ることが可能です。
レントゲンなどによる診断の後、インプラント治療に関する説明を受けます。インプラント治療は専門のトレーニングを受けた歯科医師のみが行います。
十分な審査と精密な治療計画を立てた上で、患者さまに合わせた治療を進めていきます。
局部麻酔のあと、あごの骨にチタン製のインプラントを挿入します。新しい歯の土台となります。
インプラントと骨が結合し安定するまで約5~10週間待ちます。(骨の状態など様々な条件によって期間が異なります)この間は、仮の義歯を使用することができます。
インプラントが完全にあごの骨と結合したら、アパットメントを結合します。この状態で歯肉が治癒するまで、個人差はありますが、1~6週間待ちます。
インプラントのヘッドに医療用セメントを用いて、歯を装着します。これでインプラント治療は一応終了となります。装着したインプラントを長持ちさせるためには治療終了後の定期的な検診とホームケアなどのアフターケアが大切になります。
インプラントを入れた後のケアは、本物の歯と同様に日々の正しいブラッシングと定期健診が非常に重要です。定期健診は術後、まずインプラント治療後1~2週間後に行い、ネジの締まり具合や歯ぐきの状態、かみ合わせなどを確認します。その後、6週間後、半年後、1年後、2年後と経過を見ていきます。